出してうれしい、もらってうれしい年賀状。自分が出していない方から届いた時など、予備のために多めに年賀状を購入しておく方も多いのではないでしょうか。しかしそのまま使用せずに終わってしまった年賀状はどうなるのでしょうか。
今回は、年賀状の書き損じや余った分について、
にわけて解説していきます。ぜひとも最後までご覧ください。
年賀状の書き損じとは?
年賀状の書き損じというと、いくつかの種類に分けることができます。考えられるものとしては、
・内容やあて名書きを間違えてしまった
・購入した年賀状が余ってしまった
・古い年賀状がある
・喪中になってしまった
などです。このような場合には、「書き損じ」として交換することができます。それぞれのパターンに分け、具体的に見ていきましょう。
書き損じはがきの交換に手数料はかかる?
書き損じはがきの交換に手数料は必要です。費用は、一枚当たり5円。そのため仮に書き損じはがきを10枚交換するのであれば、50円が必要になります。ただし例外もあるため、それぞれのパターンごとに解説します。
内容やあて名書きを間違えてしまった
内容やあて名書きを間違えてしまった場合には、一枚当たり5円の手数料がかかります。支払いは現金か、金額分の切手での清算です。当然ですが、切手で清算する場合には、未精算の物しか使用できないため注意しましょう。
購入した年賀状が余ってしまった
自分が出していない方から届いた場合に出す用や、予備のために多めに購入しておいても使用しなかったという場合もあります。そのような場合は手数料なしで交換することができます。ただし、条件としては未記入であることです。プリントをしてしまったり、文章や宛名を書いてしまったりした場合には、一枚当たり5円の手数料がかかるため注意が必要です。
古い年賀状がある
古い年賀状は、新しい年賀状と交換することはできません。そのため普通郵便はがきや郵便切手との交換をすることになります。その場合にも一枚当たり5円の手数料がかかります。
喪中になってしまった
喪中になってしまった場合には、すでに記入していても無料で交換することができます。まずは最寄りの郵便局へ行き、喪中であることを伝えましょう。その後、請求書をもらえるので「住所、氏名、故人との続柄」を記入することで、新しい年賀状と交換してもらえます。
簡潔にまとめると、
手数料がかかるもの・・・・・書き間違えた年賀状、古い年賀状、
手数料がかからないもの・・・購入したが未記入のままの年賀状、喪中になってしまった場合の年賀状
と分けることができます。
なおはがきには、「料額印面」と呼ばれるものがあります。はがきの宛名を記入する面の左上に、「68円」と切手が貼ってあるような印刷がされており、これを料額印面と呼びます。この部分が汚れていると、たとえ未記入でも交換することができないため、注意が必要です。
年賀状は換金できる?
年賀状を換金することはできません。しかし、金券ショップで買い取ってもらったり、フリーマーケットを活用して買い取ってもらったりすることは可能です。いずれもはがきへの交換ではなく、現金にしたいときに有効ですが、低額で買い取ってもらえる可能性は低いので、注意しておきましょう。
また年賀状で使わなかった場合にも、懸賞用はがきとして使用することができます。お世話になった方や友人への手紙として使用するのはあまりよくありませんが、懸賞用としての使用であれば問題ありません。普段懸賞に応募することがない方も、年賀状が余ってしまった場合には挑戦してみても良いのではないでしょうか。
交換に期限はある?
書き損じた年賀状を新しい年賀状に交換する場合、年賀状販売期限内が目安になります。例年1/11まで販売しているため、1/10までが交換期限と考えておきましょう。期限が過ぎてしまった場合にも、普通郵便のはがきや切手に交換できるので、安心してください。交換は最寄りの郵便局に行き、書き損じはがきの交換の旨を伝えるだけで可能です。
また、年賀状にはお年玉くじがあります。お年玉くじとは、日本郵政株式会社が運営しているもので、年賀はがきの宛名書きをする面の下側に記載された数字が当選すると、様々な景品と交換してもらえるというものです。書き損じはがきがお年玉くじに当選した場合にも、もちろん景品と交換してもらうことができます。そのため、書き損じはがきのくじ番号も必ず確認するようにしましょう。
まとめ
今回は年賀状の書き損じについて、手数料・換金の可否・期限を解説してきました。手数料がかかる場合もありますが、基本的には交換できるので、安心しましょう。大切な相手に感謝を伝えることができる年賀状。今回の記事を参考に、書き損じた場合にはしっかりと対応していきましょう。