年賀状は、毎年やり取りをしている旧友や親族、職場関係者など変わらないメンバーを中心に出すため、人によって年賀状を出す枚数が異なります。最近はスマホが普及して年賀状を書かないという人も増えてきた中で、年賀状は一人平均何枚出しているのでしょうか?
また、出していない人から年賀状が届くこともありますが、もらったら必ず返事を出している人は何人いるでしょうか?今回は年賀状に関して一人平均何枚出しているのか、もらったら返事を出さないと失礼にあたるのかどうかについて解説します。
年賀状の枚数は人それぞれ異なる
年賀状は、交友関係の多さや年代、付き合いが浅くても出したいと思う気持ちなどによって一人一人出す枚数が異なります。特に年代によって出す枚数は大きく異なり、10代20代よりも30代40代になると右肩上がりで増えていきます。職場関係における付き合いや家族ぐるみでの付き合いなどライフスタイルが変わる年代だからこそ、年賀状の枚数も比例して増えるようです。
そして、ぐんと枚数が伸びるのが60代です。その数なんと50枚を超えるとも言われています。50枚以上書くとなると大変ですが、年始に年賀状の束を見るととても嬉しく、見るのが楽しみということから枚数が多くなるのかもしれないですね。年代が高くなればなるほど年賀状の風習を大切にしながら、これまでお付き合いのあった方々に「年始のご挨拶をするのは礼儀」と思っている方も多いのではないかと思います。
年賀状は一人平均何枚出してる?
年賀状の一人当たりの平均枚数は45枚と言われています。意外と多いでしょうか?それとも少ない?妥当と感じられるでしょうか。交友関係が多い人なら少ないと感じるかもしれませんね。最近は、スマホが普及してから年賀状を出さなくなった人も増えて、一人当たりの平均枚数が45枚以下としているメディアもあり、正しくは40枚~45枚が妥当な枚数と思われます。
ちなみに10代20代はどちらも20枚以下と年代の中では一番少ない枚数となっています。
出した枚数ともらう枚数は違う
年賀状は出した枚数ともらう枚数はもちろん違います。例えば、年賀状を出した枚数が30枚だとしても、もらった枚数は50枚など、出した枚数と掛け離れることは少なくありません。逆も然り、年賀状を出した枚数よりもらった数の方が少ないなんてこともよくあります。前者の場合、出していない人に「早く出さなきゃ!」と焦ってしまう人は多いはず。特に出した枚数ともらった枚数がかけ離れていればいるほど、焦ってしまいます。また、後者の場合は、「あの人に出したのにきていないな・・・」と少し残念に思ってしまうこともしばしば。その枚数の差があればあるほど残念な気持ちも膨らみますよね。
できれば出した枚数ともらった枚数はあまりかけ離れることなく、お返しの年賀状も数少ない方がいいですし、残念に思う気持ちも小さい方がいいですよね。昨年の年賀状を見返して出す相手をリスト化したり、事前に年賀状を出す旨を伝えておくのもいいかもしれません。
年賀状は返事を出さないと失礼?
年賀状はもらっていない相手からもらった場合はすぐに返すのが一般的ですし、社会人としてのマナーでもあります。相手からすると、「年賀状を出したのに三が日を過ぎても届かなかった」と残念に思われてしまうことも多いでしょう。逆にそうだとすると、残念ですよね。
もらった年賀状はすぐに返事を出す!が基本
基本的に年賀状はもらったらすぐに出しましょう。もらったその日に出せば翌日、遅くても翌々日には届けてくれるので、三が日以内に届けることは十分に可能です。
三が日に間に合わなくても1月7日の松の内までに出して届けば問題ないので、「三が日までに出さなきゃ」と焦らなくても大丈夫です。かえって焦って出してしまうと、簡易的な雰囲気になってしまう恐れもあるので、急ぎつつも丁寧に書くことが大事です。
一言お詫びを忘れずに!
もらった年賀状を出す場合は、一言お詫びを添えると好印象です。「年賀状が遅くなり申し訳ございません」この言葉があるのとないのとでは、相手の受け取り方が違います。
お詫びの言葉があると、「来年も出そうかな」と思ってくれるはず。逆に、送りそびれてしまい、何のお詫びも一言もないと、「来年送るのやめようかな」と思われたり、関係が疎遠になってしまこともあるかもしれません。年賀状には、「去年お世話になった感謝の気持ち」「今年もよろしくお願いしますという気持ち」「相手にとって良い年になることを願う気持ち」などが込められているため、相手の気持ちに対して応えないということにもつながってきます。なので、年賀状は返さないと失礼にあたることを覚えておきましょう。
まとめ
年賀状はリスト化するときに「あの人も、この人も…」というようにどんどん増えてしまうことも少なくありません。気づいたら50人を超えている…なんてことも。そこで、平均枚数を知っていると、リスト化する際に人数を調整できます。もちろん、これはあくまで平均枚数なので、本当にお世話になった人や年賀状を出したいと思っている人がたくさんいる場合は、平均枚数を気にせず出しましょう。また、リストにない相手から年賀状をもらった場合は、すぐに返事を出すようにし、事前に多めに年賀状を確保しておきましょう。