毎年の年賀状、なんとなく12月に書けば良いと思っていませんか?実は郵便局は年賀状の引受期間を12月15日〜25日としており、案外限定されています。
26日以降に出してしまった場合にも、郵便局は出来る限り早く届けるようにはしてくれているそうですが、元旦に届けてもらえるには宛先ごとの目安があるようです。宛先別に標準的な到着日数をご紹介します。
引受期間と同時に、きちんと元旦に届くように年賀状を用意できる段取りも確認しておきましょう。
元旦に届けてもらうには12月25日までに投函を!
郵便局では例年、年賀状の引受期間を12月15日~25日としています。この期間に投函された年賀状は、元旦に届けられます。ただし年賀状には出し方のルールがありますので、その3点を解説していきます。
12月25日までに「集荷」される必要がある
12月25日中にポストに入っていればセーフ、ではないので、注意してください。25日の最終集荷で郵便局が引き受けたものまでが、12月25日までに投函されたものと見なされます。ポストに記載の最終集荷時刻に間に合うように投函しましょう。
最終集荷時刻を過ぎてしまった場合には、直接郵便局に持ち込んで受け付けてもらうこともできます。地域の本局など限られた「ゆうゆう窓口」になりますが、24時間営業の窓口もあります。
私製はがきや一般はがきには「年賀」の朱書きを
年賀状の引受期間内に集荷されても、年賀郵便と見なされなければ通常の郵便物として取り扱われてしまいます。切手の貼付箇所の下に「年賀」と赤字で書くことを忘れないようにしましょう。
12月14日以前に投函すると一般郵便の日数で届けられる
受付期間より早すぎるのも問題です。受付開始以前の12月14日までに投函されると年賀郵便であっても通常の郵便物と同様に扱われ、通常の日数で12月中に配達されてしまいます。
受付期間を過ぎて投函された年賀状は、いつ頃届いている?
毎年12月25日までに投函すべきと分かってはいても、年末というのは忙しいものです。印刷の手配が遅れてしまったり、風邪を引いてしまうなど間の悪いことが起こる可能性も。
郵便局では12月26日~28日に投函された年賀状ならば、出来るだけ元旦に配達できるよう、取り組んでいます。28日までに投函できるならば、諦めずに用意を進めることをお勧めします。
なお、郵便局の公式発表ではありませんが、過去に元旦に届いた実績としては、宛先別に以下の日時までに集荷されたものとなるようです。あくまでも参考程度ですので、遅くとも12月25日までに出した方が確実であることは言うまでもありません。
宛先 | 最終集荷日時 |
近隣都道府県 | 12月27日午前中 |
同一県内 | 12月28日午前中 |
引受郵便局と郵便番号上2桁が同じ地域 | 12月29日夕方 |
引受郵便局と同じ地域 | 12月30日夕方 |
数日に渡って作業をする場合には、まずは他県の方宛ての年賀状から仕上げ、全ての完成を待たずに先に投函したほうが安全ですね。
引受期間に間に合うように年賀状を用意するには
年賀状を引受期間に間に合うように投函するためには、まずは年賀状が書きあがっていなければなりません。印刷を頼むにせよ、自分で用意するにせよ、作業時間を逆算して余裕をもって予定を立てておきましょう。
年賀状の用意とは、大まかに言うと、年賀状送付先の決定と年賀状作成の二つのプロセスに分けられます。年賀状送付先のリストアップが10月〜11月、リストの確定が11月末〜12月初旬に出来れば理想的です。喪中はがきは一般的に11月中に到着するように出すことになっていますので、11月末までには年賀状を出せる方が決まります。
年賀状印刷を頼む場合
年賀状印刷は、最短1時間や当日発送などのサービスもありますが、最低1週間は見込んでおいた方が無難です。宛名書きや一言を添える時間も考慮すると、12月の初旬には印刷したものが手元に欲しいところです。
宛名印刷も印刷内容に含まれている場合は、一言を書くのに必要な時間を考慮すればよいでしょう。コメントを書き加えることにこだわらないならば、印刷会社が投函まで済ませてくれるサービスを利用すれば注文と同時に投函の心配もなくなります。元旦に間に合うように届く締め切り日だけは、確認を忘れずに。
手書き、自分で印刷する場合
手書きや自分で印刷して年賀状を作成する際には、年賀状が発売される11月1日以降から作成を始めることが多いでしょう。全て手書き、絵入り年賀はがきを利用する、イラスト素材やテンプレートを用いてオリジナル年賀状を作成するなど、やり方によって必要な時間は様々です。
本格的に宛名書きが始められる12月初頭までに、裏面のデザインなど共通の部分が印刷まで仕上がっていると、安心な時間配分と言えます。
ただし自宅で出来ると思って安心していると、写真印刷、フルカラー印刷などで印刷だけで半日以上かかってしまうことも。テスト印刷をしてみたら気に入らず、何パターンもテスト印刷が必要になることもあります。急な買い出しに走らなくて済むよう、はがきの枚数とプリンタのインクの量は、余裕を持って用意しておいてくださいね。
メールやSNSがコミュニケーションの主流となった今でも、元旦に届く年賀状は特別なもの。せっかく出すならぜひ12月15日~25日の間に投函し、元旦に届くようにしましょう!